原産国 |
ドイツ |
分類 |
ハウンド(AKC) ハウンド(KC) 第4グループ(JKC)
|
ルーツ |
スイスのジュラハウンドとドイツのピンシャーとの交配で作られた犬種。アナグマ猟で活躍をしていた。 |
出産数 |
JKC 171,144頭(全犬種中 1位)2003年
AKC 42,571頭(全犬種中 5位)2002年
人気順位 →1位(昨年度:1位) |
体高 |
スタンダード オス23〜27cm メス21〜24cm前後
ミニチュア体高の規定なし |
体重 |
スタンダード 9〜12kgが理想 ミニチュア 4.8kgが上限 |
毛質 |
■スムース − 短毛滑らかで光沢がある
■ロング − シルクのような長毛
■ワイアー − 硬い針金状のやや短めの毛 |
色 |
レッド、(ブラック、チョコレート、クリーム)&タン、クリーム、シェディドクリーム、シェディドレッド、ゴールド、ブリンドル、R&(シルバー、ホワイト)ダップルのマーキング、その他 |
特長 |
胴長短足で体高と体長の比率は10対20。頭部はくさび型、眼はアーモンド型で、色はレッドがかったブラウンかブラウンがかったブラック。鼻筋が長く、耳は長く、幅広で、先が丸い垂れ耳。
|
性格 |
楽しいことが大好きな陽気な性格。行動はコミカルで遊び好き。とても明るく温和な性格で、飼い主の言葉によく反応します。人懐っこいが、他人に対しては警戒したり、よく吠え、なわばり意識も強いので、番犬にも適しています。また、服従訓練にもよく耐えます。 |
飼育ポイント |
スムースヘアは、体臭が少なく手入れは簡単。ロングヘアは、毎日ブラッシングが欠かせません。ワイヤーヘアの場合は、プロのトリマーにトリミングを教わる必要があります。ペットとして飼うのなら特別の運動は不要ですが、肥満は大敵です。胴が長い分、背中に負担がかかりやすいからです。また、ベットやイスから飛び下りることも背中に損傷を与えるので注意が必要です。健康のため、規則正しい食事と運動を心掛けましょう。また、寒い季節には防寒対策をしましょう。
|
STUDY |
ダックスフンドほどバラエティの多い犬種はちょっと見あたりません。ドイツを中心にヨーロッパ大陸の展覧会では、サイズでスタンダード・ミニチュア・カニチュア(ミニチュアよりさらに小さい)に分けられています。それぞれのサイズが毛質によってスムース・ロング・ワイアーと区分されるので、合計9種類のダックスフンドが審査場に登場します。日本ではスタンダードとミニチュアに分かれ、毛質が3種類で合計6亜種となっています。
このことは、ダックスフンドが長い歴史を持った古い犬種の証明でもあります。古代エジプト王朝の壁画に、この犬とよく似た短脚長胴の犬が描かれており、エジプトが発祥の地のように思われます。アナグマ(ダックス)用の猟犬としてこの犬がドイツに定着したのは12−13世紀ごろと考えられ、以後ロングやワイアーのダックスが
他犬種の交雑で誕生したもののようです。さらに時間を経過したのち、小型化が図られ、バラエティに富んだ種類となったと考えられます。
日本には明治時代に輸入され、昭和30年代初頭から人気犬種となりました。 |
病気 |
■口蓋裂・口唇裂 |
■睾丸停滞 |
■眼瞼外反症 |
■緑内障 |
■進行性網膜萎縮、乾性角膜炎 |
■椎間板ヘルニア |
■糖尿病、膀胱結石 |
網膜の異常など目の病気にかかりやすい。 眼球全体が縮んでいく小眼球症が多発し、白内障や網膜剥離を併発することも。
この犬種でとくに危険な病気は胴長短足の体型によって高度におこりやすい 椎間板ヘルニアです。3〜6才で多発し、痛み、しびれ、麻痺をおこします。
抱っこする時は正面から前脚をもつのではなく、横向きにし、 脚4本を腕で囲い込むように身体全体を抱っこして下さい |